2008.01.08 Tuesday
しゃばけ
しゃばけ 畠中恵お江戸捕物帖風のファンタジー。
江戸の大店の若だんな一太郎十七才。お金持ちの跡取り息子で、頭と顔はいいけど体が弱い。両親ともに砂糖大盛りなほどの親バカ過保護、お守り役の使用人二人もちょっとイカレてる超過保護、しかもその二人はイケメンの妖怪。家にも周りにも若だんなファンの妖怪がいっぱい。若だんなは愉快な妖怪たちに囲まれて、アームチェアディテクティブ。
結構面白い。花とゆめ系の少女マンガみたいな感じ(笑)
コミック化とかされたらもっとヒットするんじゃなかろか。
ドラマ化はされたんですね。私は知らなかったんだけど、どうだったのかな。ドラマにするとドタバタしてて面白いかも。
ファンタジーノベル大賞出身の小説って、『後宮小説』みたいにマンガっぽくて、するっと読みやすいか、逆に『バルタザール……』みたいに、がっちがちなのか、極端なイメージだなあ。これは前者。私はファンタジー設定なら、こういうほうが好きだけど。
欲を言えば、若だんながほぼ全編通して寝たきり(笑)なので、家の中かせいぜい近所の和菓子屋でお話しながら推理の場面が多く、おまけに若だんなの性格のせいか、作者の文の個性なのかわからんけど、全体的にテンポが同じようにまったりしすぎてて、ちょっと退屈かなあ。
あと、いっちゃってる過保護のお守り役の佐助さんと仁吉さん、もうちょっと二人の性格の違いとか、極端に描写してもらったら面白いのに。(外見はかなり違うみたいなんだけど、二人の印象をあまり一作目では書き分けてくれてない)せっかくお姫様に使える騎士状態の役回りが二人いるのに、もったいない。
ついでに言えば、若だんなは、親の廻船問屋ではなく、親が作ってくれた薬種問屋を形ばかり任されている(そしてその店はそこそこ流行っている)っていう設定だけど、おぉーい!こんな体のヨワヨワな店主のいる薬屋、私なら絶対信用しないぞ!(笑)
でもシリーズものにするにうってつけの感じで、面白くなりそうなので、すぐ続編買っちゃったよ。ナイト二人以外の妖怪たちも、結構個性的で面白いし、もうちょっとドタコメっぽく展開してってほしい。うる星やつらみたいに。
それにしても、若だんな、スーパーヒロイン状態でモテすぎだ(笑)
本人がのほほんとしているんで、あんま嫌味じゃないけどさ。



