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脳味噌はみだしっ語
最近、三原順のマンガを片っ端から読んでいます。

好き好き言ってるわりに、実は引っ越しばかりしていて手元にほとんどマンガ本がない奴なので、いつも古い記憶だけを頼りにくっちゃべっているわけですが、この間なんとなく「あー『はみだっ子』が読みたいなー」な気分の日があって、欲望の赴くままに全巻買って読んだら、他のもまた読みたくなってしまい、次から次に買い揃え、結局文庫で出ている三原マンガはすっかりコンプリートしてしまった感じ。
えらく久しぶりにぶっ通しで三原順マンガばかり読んだので、すっかり憂鬱な気分です(笑)
大好きなんだけどね。
同じ作家の小説を続けざまにたくさん読むと、読み終わってから何日か、自分の頭の中の言葉が、その人の言葉にすっかり影響されているときってありませんか?
えーと上手く言えないんだけど、頭の中で何か考えるときって、人間は無意識にちゃんと母国語で考えているわけじゃないですか。「お腹空いたなー」とか「眠いなー」程度のことでも。
そういうことを普段は自然と自分の言葉で考えているはずなのに、何かどっぷり読んだあとは、まるっとその人の文に影響されてておっかしいの。自分でも笑えてくるのに止められない。
頭の中の言葉だから、句読点だの記号まであるわけじゃないんだけど、例えば栗本薫ばかり続けて読むと、やたら頭の中で「―――」がついている文で考えていたり。
(ぼくは、そのとき本当に腹が空いて―――ほんの数時間前に、とんこつラーメンを食べたばかりだというのに!―――いたのだった)
みたいな、変な間が(笑)
とにかく、その作家の文に頭が支配されちゃってヘッタクソなコピーみたいなことをするので、しばらく自分の思考がオモロイ言葉遣いになってしまって、ちょっと困ります。

そういうのは小説やエッセイの活字本を読んだときだけで、普段はマンガだと起こらないんだけども、三原順のマンガはそれと同じ状態を引き起こすことを知りました。ネームの異常な多さのせいだろうけど。

だからボクは今、ひたすら鬱陶しくて嫌味な螺旋階段のようにグルグルと一人遊びをしながら下り続ける自分の脳味噌をなだめてやるだけの術すら持たず……(ねェ神様!)ああもうやめてくれ!やめてくれ!と叫びながらも、それでも。

↑そんな愉快なエセ三原状態が止まらなくてジタバタしている今週の私です(笑)
な、な、な何か切り替えスイッチになる作家を読まないとー……なるべく明るいやつ!

しかし白泉社文庫というのは、相変わらず誤植が酷いっすねー。
|| マンガ・小説・ゲーム | 19:04 | comments (0) | trackbacks (0) ||









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